変わりたいのに動けないあなたへ。一歩踏み出す「怖さ」を「ワクワク」に変える絵本

思考の整理

新しいことを始めようとするとき、あるいは「今の自分を変えたい」と願うとき。私たちの心には、言葉にできない「モヤモヤ」や、得体の知れない「怖さ」が生まれることがあります。

「今のままでも困っていないけれど、このままでいいのかな」

「あの場所に行ってみたいけれど、自分なんかが浮いてしまわないかな」

そんな風に、ひとりでは勇気が出ないところへ行けずにモヤモヤしているあなたへ。私が一歩踏み出し、5年後の今、心から「あの時、勇気を出してよかった」と思えるようになったある体験をお話しします。

「変わりたいのに動けない」心の不安の正体

変わりたいのに、何もできていない焦り

ふと時間が空いたときや、一人の時間ができたとき、ぼんやりと「私はこのままでいいのかな?」と考える瞬間がありました。「もっと違う自分があるんじゃないか」「自分を変えたい」と思いつつ、結局は何も行動できていない。

そんな停滞している自分が弱いと感じ、焦りすら感じるようになりました。やりたいことはある。でも動けない。その心のざわつきは、理想と現実のギャップから生まれる、自分自身への小さなSOSだったのだと今は思います。

魅力的な場所なのに、自分ひとりでは怖い気持ちが優先する

「これまで行ったことがない場所」や「自分の知り合いがいない場所」に一歩踏み出すのは、誰だって怖いものです。私もかつてはそうでした。

私にとって、その象徴だったのがBAR(バー)という場所。それまでの私にとっては、全くの無縁の世界。おしゃれで、少し背伸びが必要なその空間の扉を開けるのは、心臓の音が外まで聞こえそうなほど緊張しました。

私はもともと、居酒屋のような賑やかな雰囲気も好きでした。でも、仕事に誘われて勇気を出して入ったバーの、静かで落ち着いた空間。そこでお酒を楽しむ大人の時間は、驚くほど自分にしっくりきたのです。

「ああ、こういう雰囲気が私には合っていたんだ」

ただ、ひとりでお店に行くには勇気が出なくて、いつかはと思いながらもなかなか行動に移すことは出来ませんでした。

サインを受け止めてみたら、怖さよりワクワクが増すようになった

「羨ましい気持ち」のサインを、本当の願いとして受け止める

ある日、友人がSNSにアップしていたバーの写真を目にしました。その時、私の中に小さく芽生えたのは、純粋な「羨ましい気持ち」でした。

「ああ、いいな。私ももう一度あの場所で静かに過ごしてみたい」

その羨ましさは、決してネガティブなものではありません。「自分も本当はそうなりたい」という、未来の自分からのサイン。そのサインを無視せず、自分の本当の願いとして受け止めてあげることが、第一歩になります。

まずは簡単に出来る事を。「知る」ことから始めてみたら怖さよりワクワクが増した

羨ましいという気持ちを改めて感じ、私は近所にあるお店を検索し、写真を眺めることから始めました。

意外にも家から行きやすい場所に、素敵なお店がいくつかあることがわかりました。「どんな雰囲気なのかな」「どんなメニューがあるのかな」と情報を集めるうちに、少しずつ「未知の世界」への恐怖が薄れていくのを感じました。

知らない世界への扉をいきなり開けるのが怖かった私は、様々なお店の雰囲気を知ることで、怖さよりワクワクが増してきたのです。

以前に感じた「キラキラした記憶」が、怖さのブレーキを緩めてくれる

そして、かつて、仕事の仲間に連れて行ってもらったバーの光景を思い出しました。そこには、普段の喧騒とは違う、しっとりと落ち着いた時間が流れていました。

「あの時、すごくワクワクしたな」

「あの空間、自分に合っている気がしたな」

そんな過去のキラキラした記憶は、今の自分を後押ししてくれる最高の味方になります。楽しかった感覚を思い出すことで、「もう一度あの場所へ行きたい」という気持ちが、怖さを上回っていくのです。

一歩踏み出すヒントは「理想の自分」をシミュレーションすること

宇宙に行くわけじゃない。スマホで検索するだけでの「低い壁」を探してみる

私たちが一歩踏み出せないとき、その挑戦を「とてつもなく大きな壁」のように感じてしまいがちです。でも、冷静に考えてみれば、それは宇宙に行くほどお金がかかることでも、芸能界に入るほど高い壁があるわけでもありません。

ただ、自分の気持ち一つで「行けるか、行けないか」が決まる場所。そう思うと、少しだけ気が楽になりませんか?

もしも今あなたが考えていることが「高い壁」であるなら、もう一つ「低い壁」を手前に置いてみてもいいかもしれません。一つ一つ低くしてみて、私のようにスマホで検索するだけとか、友人に聞いてみるだけとか、低い壁ならぬ、車道と歩道の間にある縁石のような石を探してみるといいと思います。

自分がそこに座っている姿を、映画のワンシーンのように思い描く

一歩踏み出すための最強の魔法は、「理想の姿をイメージする」ことです。

おしゃれな空間で、静かにお酒を楽しんでいる自分。カウンターに座って、誰かと心地よい会話を交わしている自分。そんな「いいな」と思える自分の姿を、映画のワンシーンのように具体的にシミュレーションしてみるのです。そのイメージの中に自分が入り込めたとき、足は自然と前へ動いてくれます。

私の場合、スマホで検索して情報を集める。その画像の中に自分が入り込んでいる、そう想像していました。それだけで、準備は半分以上終わっていたのです。

5年後の自分が「あの時、扉を開けてよかった」と笑える場所を見つけるために

勇気を出してあの日、扉を開けてから5年。今では私にとって、その場所はなくてはならない居場所になりました。

仕事や人間関係で少ししんどくなったとき、そっと話を聞いてくれる人や、温かいアドバイスをくれる人々が周りにいてくれます。あの時の小さな一歩が、今の私の豊かな時間を支えてくれているのです。

「怖い」という気持ちを後押ししてくれるのは、いつだって「自分が理想とする姿」です。

もし今、あなたの心が何かにざわついているのなら。その違和感を大切に、まずは「低い壁」を乗り越えることから始めてみませんか。私の場合はスマホで検索することでした。
5年後のあなたは、きっと今のあなたの勇気を、最高の笑顔で褒めてくれるはずです。

新しい扉を開けるあなたへ贈りたい一冊絵本『えほん よんで どこへいきたい?』

この記事では、一歩踏み出すのが怖いとき、まずは「理想の自分」を具体的にイメージすることで、怖さをワクワクに変えていく方法をお伝えしてきました。

そんな「イメージの力」が持つ力と、踏み出す瞬間の気持ちのベースを、美しく描き出した一冊の絵本をご紹介します。

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『えほん よんで どこへいきたい?』
(服部千春・作 / こがしわかおり・絵 / 岩崎書店)

絵本が教えてくれる「だれにでもなれる、どこへでもいける」という魔法

この絵本は、「絵本の中ではどんな世界へも行けて、誰にでもなれる」という、想像力が持つ無限の可能性を描いています。主人公の女の子・モモちゃんが、絵本を開くたびに見たことのない景色へ飛び込んでいく姿は、まさに私たちが新しい場所へ挑戦しようとする時の「理想のイメージ」そのものです。

「ひとりは怖い」という本音の裏側も、優しく包み込んでくれる

この物語が素晴らしいのは、ただ「冒険しよう」と背中を押すだけではないところです。物語の中で、主人公のモモちゃんには妹が生まれます。「お姉ちゃんとして、妹に絵本を読んであげたい」……そんな優しい願いを持って冒険に出ようとするモモちゃんですが、そこにはさまざまな困難が立ちはだかります。

壁にぶつかったモモちゃんを助けてくれるのはパパ。そして、冒険するために一番大切な「心」をママの気持ちを通して学んでいきます。

特に「ママの気持ち」は私の経験よりも一段階、より深い気持ちに繋がっていると感じました。読んだ瞬間に、次はどんな冒険にしようかなぁとまた考えさせられるページを見つけてしまいました。

「怖い」を「ワクワク」に塗り替えるお守りとして

次にあなたが「何かをやりたいけれど、ひとりで飛び込むのは怖いな」と足がすくんでしまったときは、ぜひこの絵本を思い返してみてください。

「私はどこへ行きたい?」「どんな自分になりたい?」

そう自問自答しながら、理想の景色を思い描く時間は、恐怖を少しずつワクワクへと変えてくれるはずです。宇宙や遠い国へ行くわけではなくても、あなたの「気持ちひとつ」で、扉の向こう側には新しい世界が広がっています。

この絵本が、あなたの新しい一歩を支える、小さなお守りのような存在になれば嬉しいです。

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