友達と話が噛み合わないと感じるとき。関係が壊れる前に気づいたこと

思考の整理

アドバイスしたつもりなのに「それは違う」と返されてしまう違和感

友達の悩みを聞いているはずなのに、
会話の途中でふと「なんだか噛み合っていない気がする」と感じたことはありませんか。

相手のためを思って言った一言なのに、
「それは違うと思う」と返されてしまったり、
その瞬間、場の空気が少しだけ重くなったり。

悪気があったわけではないのに、
話し終わったあとに
「余計なことを言ってしまったのかな」
「ちゃんと聞いてあげられなかったかもしれない」
と、ひとりでモヤモヤしてしまう。

私は、友達の話を聞きながら
「どう声をかければよかったんだろう」
と何度も考えてしまうことがありました。

そのモヤモヤはどこから生まれているのかを整理してみる

あるとき、友人が話してくれたのは、
結婚相手の実家との関係についての悩みでした。

休日になると、夫が実家の手伝いに駆り出される。
その間、子育てや家のことは自分ひとり。
自分の休みは、実質的に休みにならない。

話を聞いている私は、
正直、その環境を経験したことがありませんでした。
「そんなこともあるんだ」と驚きながら、
つい自分なりの意見や考えを口にしてしまったんです。

でも返ってきたのは、
「そういう話じゃないんだよね」という言葉。

そのとき気づいたのは、
私は「理解したい」と思うと同時に、
「何か役に立つことを言わなきゃ」とも思っていた、ということでした。

話を聞く側になると、
無意識のうちに
・解決しよう
・正しく整理しよう
・少しでも楽にしてあげよう
と、背負ってしまうものがあるのかもしれません。

「理解できない」から「そういう世界もある」に視点を移すという選択

その出来事のあと、
「ちゃんと聞けなかった自分が悪かったのかな」と考えました。

でも少し時間が経ってから、
こんなふうにも思えるようになりました。

――理解できなくても、話を聞くことはできる。
――共感できなくても、否定せずに受け取ることはできる。

「それは大変だね」と言えなくても、
「そんな環境もあるんだね」と心の中で思うだけで、
相手を見る目は少し変わります。

意見を言ってしまったこと自体も、
必ずしも間違いだったとは言い切れません。
それだけ相手のことを考えていた、という事実もあります。

大切なのは、
「正しい聞き方」を身につけることよりも、
相手の世界を自分の物差しだけで測らない、という選択肢があることに気づくことなのかもしれません。

このブログにたどり着いた人が、
「言ってしまった自分はダメだった」と思うのではなく、
「それでも、相手を大切にしようとしていたんだな」と
少し肩の力を抜けるきっかけになれば嬉しいです。

人の話を聞こうとする経験は、
結果的に、自分自身の心の幅を広げてくれるものでもあるのだから。

おすすめの絵本

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作:アーノルドローベル
訳:三木卓
出版社:文化出版局

あらすじ

『ふたりはともだち』は、アーノルド・ローベルによる人気絵本で、がまくんとかえるくんという親友の二人の日常を描いた短編集です。全5編の物語はユーモアと温かさに満ちており、読みやすい構成になっています。

特に注目したいのが「お手紙」というエピソードです。がまくんは「手紙が来たことがない」と悲しんでいるのを見たかえるくんが、自分で心を込めた手紙を書き、かたつむりに届けてもらうよう頼みます。この“手紙を待つ時間”を共に過ごすことで、友情の大切さや相手を思いやる気持ちが深く伝わっていきます。

相手への気持ちを言葉にして伝えることの喜びと、そのやり取りを待つ時間の豊かさを象徴しています。絵本全体を通して、“友だちを大切にする心”が柔らかく描かれた一冊です。

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